TOP > 飯伊鍼灸師会不妊症治療プロジェクト
不妊症におけるはり灸治療は、昔から行われており、一定の効果をあげてきております。最近では研究も進み、身体に対してどのような効果があるかある程度明確になってきました。 東洋医学的な治療(はり灸や漢方)というのは、体質に合わせ、冷えをとったり、骨盤内の循環を促進したり、体調を整えたり、ストレスを軽減させるような効果があります。 当然男性因子に対しても効果があります。はり灸治療は、建物に例えると、基礎の部分を補修したり整えたりするものだと思っていただければよいかと思います。 建物本体を治す西洋医学的な治療も当然重要であり、はり灸治療を併用することにより、よりよい状態と造る事ができます。
不妊治療は、ときに大きな不安やストレスを抱えることが多いのではないでしょうか。何度も立ち止まり、振り返り、時には不安になり足がすくんで前に進めなくなることもあるのではないでしょうか。 不妊治療における光とは、妊娠できるかもしれないという希望にほかなりません。はり灸治療がその一つの希望になれれば嬉しく思います。
はり灸治療は皆さんの身体を見つめ直すチャンスだと考えてください。妊娠はほかのどこでもない、あなたの身体の中で起こることなのです。 赤ちゃんもお母さんの温かな身体を望んでいるのではないでしょうか。私たちはそのお手伝いができればと願っています。赤ちゃんを望むすべての皆様が光の差す方へ歩んでいける、そんな道標を一緒に探しましょう。
東洋医学では気・血・水の循環を促し本来の生命力を回復させる考え方があります。また不妊症においては、主に腎経、脾経、肝経といった経絡(臓器と体表が連絡しあっているルート)の異常と考えます。
ストレスなどの精神的な疲労も気や血の流れを悪くすると考えます。はり灸治療では血液の流れを促進し、体内の滞った血液を排出させ、水分の代謝を改善し、気の流れをよくし、身体のバランスを整えていきます。
また不妊症というのは女性ばかりでなく男性の要因も4割あるといわれております。お互いのコンディションを整え、妊娠しやすい体へと改善させるために、はり灸治療もお役に立てるものだと思っております。
体外受精を5回以上行っても妊娠できなかった不妊症の女性114人に針治療を行ったところ、約4割にあたる49人が妊娠に至ったと、 名古屋市の明生鍼灸(しんきゅう)院と明治鍼灸大の研究グループが10日、大阪市内で開かれている日本生殖医学会で報告した。49人のうち4人は自然妊娠だったほか、 30人は治療後1回目の体外受精で妊娠に成功したという。不妊治療の専門家が集まる学会で、針治療による効果を示すデータが発表されるのは珍しい。報告された114人の治療実績は、 1998年2月〜2006年6月に、同鍼灸院を訪ねた不妊患者のうち体外受精を5回以上行っても妊娠しなかった女性のもので、治療は、週1〜2回のペースで行われ、 腹部や足などにある婦人科疾患に効果があるとされるツボを針で刺激した。
まず下記の「飯伊鍼灸師会不妊症治療プロジェクト指定医療機関」をご受診ください。その上で当院に紹介状を持参された方は、初診料2,000円、治療費5,000円で施術させていただきます。 週に1〜2回くらいの継続的な治療が必要になります。体質改善には個人差はありますが平均半年から1年半くらいかかります。主治医とご相談のうえ治療計画を立てましょう。
院長のブログ日記 > 不妊症プロジェクト・不妊症の鍼灸治療 にも不妊症治療に関する記事を掲載しています。