手術のようなリスクは一切無く、歩行しながら5週間ほどでほぼアキレス腱が癒合します。アキレス腱断裂の保存的(手術をしない)歩行治療法の固定の方法をご紹介します。
今まで保存療法で行っているギプス固定とは違い、固定とはいっても運動制限という程度の軽い固定なので筋肉の萎縮も少なく、手術をしたものより治りが早いのが特徴です。
今後、この治療法が世界的にもスタンダードになってゆくでしょう。
前側用にプライトン(熱可塑性スプリント)を2枚重ねて固定作りを行います。
次に後側用にプライトンを2枚重ねて固定作りを行います。

あらかじめそれぞれのプライトンに綿花を当てておきます。
アキレス腱がきれいに着くように綿花の棒ではさみます。
前側用・後側用のプライトンで挟んで、包帯固定したあと、さらに弾力包帯で固定します。
できあがり。
歩行に杖は必要ありません。ただし必ずがにまたで歩いてください。
――― 4週間後 ―――
アキレス腱がきれいに付いています。固定除去直後で綿花の棒での圧迫の後がはっきりわかります。
左右の比較写真です。この症例では、左側は以前にアキレス腱断裂を手術で治しています。
固定除去して歩行開始します。
受傷後2ヶ月(固定除去後1ヶ月)で普通の生活ができるようになり、受傷後3ヶ月(固定除去後2ヶ月)でスポーツができるまでに回復しました。
アキレス腱断裂の無血歩行療法(手術せず歩きながら治せる)の創始者吉澤勝喜先生のブログはこちらです。