アクティベータ治療は背骨、骨盤などに10cm程の機械で単発の振動を与える治療です。重心バランス療法は支持骨に指でひねりを加える治療です。中国鍼治療は細い針で刺激します。 これらの治療は全て軽微な刺激で、必ずしも患部に治療するわけではありません。腕が挙がらない、肩がこる、腰が痛む、膝が伸びにくいという症状が一回の刺激直後に同時に改善することも起こります。 この現象は今の医学では説明できません。プラシーボ効果だと一笑に付されてしまうかもしれませんが事実です。

 人体は一つの統合された有機的全体性をもって生命活動を行っています。局所の機能が全体に反映し、全体のバランスを保つために局所をコントロールしているのです。 これらの治療が効果を上げるのは、このようなシステムによるものなのでしょう。

 また、人体は巧緻なバックアップシステムで守られています。骨折を手術で治すといっても骨の位置を元に戻すだけで骨が癒合するのは体の力です。 常に侵入している細菌やウイルスを退治し、日々発生する癌細胞をも取り除いています。原初の想定を超えた新たなる過酷な使用に耐え、環境変化にも適応し恒常性を維持しています。 この力「自然治癒力」をもっともっと信じるべきでしょう。木村喜久雄先生が老子から引いているように「君の命はいつも君だけを愛している」のですから。