背骨が曲がっていても、ずれていても、つぶれていても、心配はいりません。 誰でも20歳代から背骨は少しずつ曲がり、ずれ、つぶれてきます。でもほとんどの方に痛みはありません。曲がることで神経圧迫を防いでいるという説もあります。

 骨粗そしょう症をそれほど恐れなくてもだいじょうぶです。

 腰椎の椎間板ヘルニアがあっても心配はいりません。
腰痛を経験したことの無い人でも4人に一人の割合でヘルニアが見つかります。正常な人の60パーセントにあるという説もあります。

 腰椎分離症、すべり症があっても心配はいりません。
100人に一人か二人の割合で分離症、すべり症があります。
でもそのほとんどが腰痛の原因ではありません。

 膝の関節の骨、軟骨がすりへっていても心配はいりません。
歳をとればみんな骨、軟骨は磨り減ってしまいます。
でもほとんどの方に膝の痛みはありません。

 整体、カイロプラクティックなどで骨がずれている、曲がっていると言われても心配はいりません。ずれていない、曲がっていない人は一人もいません。 ずれ、まがりが病気の原因のすべてだとは医学的に認められていません。
構造的な変化が直接痛みを引き起こすのではなく、痛みの発生には多くのファクターが介在するのです。
骨が神経を圧迫して痛むという単純な考え方は誤りなのです。
からだはもっとうまく働くように出来ています。